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懲罰決定について

このたび、株式会社ヴァンラーレ八戸は、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)より、本件に関する懲罰決定の通知を受けましたので、お知らせいたします。

今回の懲罰は、当時の代表取締役会長による酒気帯び運転事案、および本事案に関するJリーグへの報告、クラブライセンス上の通知ならびに実行委員変更手続きに不備があったこと等を受け、当クラブに対して決定されたものです。

当クラブに対する懲罰内容は、以下のとおりです。  

対象事案


2025年9月、ヴァンラーレ八戸(以下、「本件クラブ」という。)の実行委員であった当時の代表取締役会長(以下「前代表」という。)が酒気帯び運転により警察に検挙された(以下、「本件酒気帯び運転行為」という。)が、本件クラブは前代表の酒気帯び運転事案について2026年6月までJリーグに報告しなかった。さらに2026年4月に前代表が本件クラブの代表取締役を辞任したが、本件クラブは取締 役辞任の際に必要なJリーグクラブライセンス上の通知を規定の期間内に行わず、また前代表が実行委員の資格要件を失ったにもかかわらず、2026年6月まで実行委員の変更手続を行わなかった。

懲罰内容


罰金 700万円

けん責(始末書をとり、将来を戒める) 

懲罰理由



(1) 酒気帯び運転は、重大な交通事故を引き起こし、人の生命、身体等に重大な危害を及ぼしかねない危険な犯罪行為であるから、本件酒気帯び運転行為が法令を遵守し、社会的規範を尊重して行動すべき義務を定めるJリーグ規約第3条第3項に違反することは明らかである。飲酒運転に対する社会的非難が極めて厳しいものとなっている情勢の下、本件酒気帯び運転行為が報道され、本件クラブのみならずJリーグに対する社会的信用を大きく毀損した点において、Jリーグの信用を維持する義務を定める同条第2項にも違反し、同規約第146条(両罰規定)により本件クラブも各責任を免れない。

(2) また本件クラブは、2023年に発生したスタッフによる酒気帯び運転以降、同種事案の再発防止に向けた管理監督体制の整備や運用が求められていたにもかかわらず、その最高責任者である代表者本人が本件酒気帯び運転行為に及んだ。このことはJリーグ規約及び付随する諸規程を遵守し、役職員による違反行為を防止するための適切な管理監督体制を整備・運用すべき義務を定めるJリーグ規約第3条第1項に違反する。

(3) さらに前記1に記した本件クラブが酒気帯び運転行為を速やかにJリーグに報告しなかったことは同規約第139条に、また通知不履行と変更手続の不履行はそれぞれJ1・J2クラブライセンス交付規則第34条P.01(3)及びP.21と実行委員会規程第3条に違反する。加えて、これらの各手続きの不備は、Jリーグにおける業務運営やそのガバナンス体制に対する社会的信頼を損なうものであり、Jリーグの信用を毀損する行為としてJリーグ規約第3条第2項にも違反する。

懲罰量定の参考とした事情


(1) 本件酒気帯び運転は、飲酒運転の再発防止に向けて先頭に立つべき立場にあった代表取締役自らが行ったものである。さらに前代表は、これを本件クラブやJリーグに報告することなく隠蔽し、本件酒気帯び運転行為が発覚した後も健康問題を理由にその説明責任を果たせていない。

(2) また、本件酒気帯び運転事案の発生後、約9か月という長期間にわたってJリーグへの報告が行われなかったことにより、重大なコンプライアンス違反への対応が著しく遅延するとともに、本件クラブ及びJリーグの社会的信用を著しく損なった。

(3) 本件クラブが過去の飲酒運転事案の再発防止の不備や、実行委員の交代手続きを適切に行わなかったことなどは、本件クラブがJクラブの社会的責任や、クラブを代表する実行委員の職責に対する理解を欠いていたことを示すものであり、ガバナンス体制に大きな不備があったと認められる。

(4) 一方で本件クラブは、2026年6月に事案把握に至った後は、直ちにJリーグに対して報告するとともに、その事実を速やかに公表し、その後のJリーグに対する調査に誠実かつ協力的に対応した。また本件クラブは、関係役員を自主処分するとともに、コンプライアンス規程及び内部通報制度の整備、研修の実施等の再発防止策を自主的に講じている点を勘案した。

適用条項


【Jリーグ規約】

第3条〔遵守義務〕第1項、第2項、第3項
第133条〔Jリーグにおける懲罰〕第2号
第139条〔報告義務〕
第142条〔懲罰の種類〕第1項
第146条〔両罰規定〕

J1・J2クラブライセンス交付規則第34条第2項〔人事体制・組織運営基準〕P.01(3)及びP.21実行委員会規程第3条〔資格要件〕

なお、本懲罰における適用規約等は各違反行為発生当時のものであり、現行規約等とは条項番号および規定内容が異なる場合があることを付記する

(参考)Jリーグ規約

https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/regulation/jleague/jleague_terms_and_conditions.pdf


このたびの事態により、日頃よりヴァンラーレ八戸を支えてくださっているファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、株主の皆様、ホームタウンの皆様をはじめ、関係するすべての皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。

当クラブは、今回の懲罰決定を厳粛に受け止めております。

本件は、前代表による行為そのものに加え、重大な事案を適切に把握・報告するための体制や、Jリーグへの各種届出・手続きを確実に行うための組織体制など、クラブのガバナンスおよびコンプライアンス体制に課題があったものと認識しております。 当クラブでは、2026年6月に本事案を把握した後、速やかにJリーグへの報告および事実の公表を行い、Jリーグによる調査に全面的に協力してまいりました。また、関係役員の自主処分を行うとともに、再発防止に向けた取り組みを進めております。これらの対応については、今回の懲罰決定においても考慮されています。

現在、当クラブでは、コンプライアンス規程等の整備、重大事案発生時の報告体制の明確化、内部通報制度の整備、役職員を対象としたコンプライアンス研修の実施など、組織として再発を防止するための体制強化を進めております。

今回の事態を決して一過性のものとすることなく、役職員一人ひとりが改めて社会的責任を自覚するとともに、取締役会による監督機能の強化を含め、クラブ全体のガバナンスおよびコンプライアンス体制の継続的な改善に取り組んでまいります。

地域の皆様から信頼され、応援していただけるクラブであり続けるため、役職員一同、誠実な行動を積み重ね、信頼の回復に努めてまいります。

改めまして、ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、株主の皆様、ホームタウンの皆様をはじめ、関係するすべての皆様に深くお詫び申し上げます。

株式会社ヴァンラーレ八戸

代表取締役社長 下平 賢吾

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